うさすみおのブログ

グルテンフリーと音楽とアート、たまに猫

プラド美術館展@国立西洋美術館

招待券を頂いたので行って来ました!

宗教画が中心でよく分からないかしら?と思っていましたが、そんなことはなく、見所満載でした✨

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ベラスケスはスペインの宮廷画家として肖像画や戦勝画を描いた人物。

それまで、肖像画といえば華美に着飾った姿を描くことが普通でしたが、ベラスケスはあえて質素に描くことで、目指す政治の形や、その人物の知性を表現することに成功したとされています。

 

また、多くの絵に「群衆の中の数人がこちらに視線を向けている」という仕掛けを施しています。

これにより、見る者はたびたび「絵の中の人」と目が合い、ハッとすることに…。

さらに、絵の中に自分の姿を描くなど、新しい試みを続けた人でした。

 

画家としてのこのような姿勢は、後のマネやピカソ、フランシス・ベーコンといった巨匠たちに影響を与えたとされています。

 

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世界遺産に登録されてからは初めて訪れた国立西洋美術館、変わらず凛としていて美しい建物でした。