グルテン不耐症について
関節が痛い、頭痛がひどい、抜け毛が増えた、疲れやすい…
数年前の私は、原因不明の体調不良に見舞われていました。
それまで元気そのものだっただけに、体が思うように動かないことが
ストレスとなり、休日に外出することも億劫に感じるようになりました。
健康に良いと言われるものは片っぱしから試しました。
ヨガ、ハーブ、アロマ、漢方薬などなど、挙げたらキリがありません。
ところが体調は回復するどころか悪化するばかり。
膝の関節痛がひどくなりレントゲンも撮りましたが「異常なし」。
ついに右肩が上がらなくなり、通勤電車で吊り革に掴まると激痛が走りました。
その頃、ダイエットや美肌効果があるとして、ミランダ・カーなど海外のモデルさんが推奨し始めていたのが「グルテンフリー」というものでした。
簡単に言うと「小麦グルテンを含まない食品」のこと。
初めて耳にしたときは、「なんだかまた胡散臭いものをブームにして誰かが儲けようとしているぜ」とまったく興味を持ちませんでした。
(そして小麦をガンガン摂取していました。)
体調の優れない日が続く中、今度はこの本が話題になりました。
プロテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチの食事法について書かれた
『ジョコビッチの生まれ変わる食事』です。
この本には、突然のスタミナ切れなど、私と似たような症状に苦しむジョコビッチの姿がありました。
そして、その原因として書かれていたのが「グルテン不耐症」というものでした。
実家がピザ屋を営んでいる彼は、幼少期から大量の小麦を摂取したことで、小麦グルテン(小麦に含まれるタンパク質の一種)に過剰に反応する体になってしまったのではないか、というのです。
まさか、と思ったけれど症状が似ている。
そういえば年末のフェスで巨大なパンケーキを食べたあと腹痛で動けなくなり、腰をくの字にしてエレカシを観たっけ…
あ、この前具合悪かった日のランチはパスタだったな…
いや、まさか。困る。好きなものがみんな小麦でできている…!
こんな本の存在も思い出しました。
書店で見かけたけれど、「殺さんわ!」とスルーしていたもの。
と、まさかまさかと気付かぬフリをして過ごしていたある日、夫が川崎大師のお土産にくず餅を買ってきてくれました。
ワーイこれ大好き〜と、ペロリと食べた数時間後。
あれ…お腹が痛いゾ…パンケーキとの時と同じ痛み…ということは、やっぱり小麦ではなかったんだ!
ところが、後日母親にその話をすると「アンタ、川崎大師のくず餅は葛餅じゃなくて久寿餅と書くのよ、原材料は葛じゃなくて小麦。」
マジで
というわけで、長くなってきたのでそろそろ終わりますが、とりあえずこの時点で自分がグルテンに弱い体質であることは自覚したのでした。
それからは、なるべく小麦を摂らないよう心掛けました。
すると、体調はみるみる回復!
何年もあった関節痛が消え、元気を取り戻しました。
このあたりのことはまた、別の機会に書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。